JIS配列の使い勝手とエルゴノミクスを両立:革新的な「IMPULSE」コンセプトと特殊混合配列
Zennにて公開された記事では、JIS(日本語)配列としての使い勝手を維持しつつ、エルゴノミクス(人間工学)と高いデザイン性を両立させることを目指した自作キーボードの設計コンセプト「IMPULSE」が紹介されています。
このコンセプトの最大の特徴は、一つのキーボード内に異なる配列方式を共存させた「特殊混合構造(混合配列)」を採用している点です。指の横移動の負担を減らすため、中央部には垂直線から「14.04度」傾斜させたカラムスタッガード(列方向のズレ)を配置。一方で、小指や薬指が担当する外側のエリアには一般的なロースタッガード(行方向のズレ)を採用しています。

「14.04度」という傾斜角度は厳密に計算されたものであり、この角度によってロースタッガード部とカラムスタッガード部が幾何学的に破綻なく美しく接続されています。これにより、市販の一般的なキーキャップセット(特にJIS配列用)を流用しやすくなるという大きなメリットを生み出しています。
現在、このコンセプトを体現したモデルとして、65%サイズの「IMPULSE77」や80%サイズの「IMPULSE93 / Raffica」、さらには左右分離型の「IMPULSE Nosferatu」などの試験的なキーボードが展開されています。打鍵の快適性とキーキャップの互換性という、相反する要素を見事に融合させた革新的な設計思想として注目を集めています。